あの日、インターホンが鳴った。
緊張の中、震える指で受け取った封筒の中には、念願の「合格通知」。目にした瞬間うかんだのは、朴先生への感謝だった。
朴先生は“魔法”を使っているのではないか。3年間通った広ゼミは、そう錯覚するほど、分かりやすく覚えやすい授業だった。
数学の授業では、まず生徒が黒板の前に立ち、自分の解答を皆の前で説明。その後、朴先生が3~4つもの別の解法で答えの導き方を提示してくれる。こうした学びのお陰で、僕は、最も適した解き方を素早く正確に判断できるようになり、難しい問題も正解に辿り着けるようになった。
理科の授業で最も多く使ったのは、朴先生が作ったオンリー1でナンバー1の教材「理科の要点」だ。附属高校の入試でもこの教材で学んだ『玄安流の反戦歌』や『まず重力』といった標語を生かせる問題が多く出題され、難問をクリアすることができた。
そしてもう一つ。広ゼミの名物といえるのが「Confir」という確認テスト。授業や教材を頭にたたきこむテストだ。しかし、1・2年生のときの僕は「Again」だらけ。3年生になった当初もAgainが多かったが、「どうしても附属高校に進みたい」という闘志が日ごとにみなぎり、勉強の時間が増加。Againの枚数が減ると比例するように学校のテストの点数も自然と上がった。広ゼミで最も苦しいといえるConfirを乗りこえるたびに、過去の自分と一線を画し、実力をつけた今の自分を実感することができた。
学習面だけでなく、弱かった僕の心まで成長することができたのは広ゼミのお陰です。厳しさと愛を兼ね備えた朴先生、いつも丁寧に問題に向きあってくれたチューターの方々、応援してくださった趙さんには感謝してもしきれません。3年間本当にありがとうございました。広ゼミ最高!!